キャリア
留学が先か、転職が先か
男性(31歳) 70期
大手企業系法律事務所
相談者・所属先
相談者:男性(31歳) 70期
所属先:大手企業系法律事務所
相談内容
大手法律事務所に入所し、訴訟紛争チームに所属。
現在5年目で、紛争系がやや多いものの、雑多な案件も対応しており、このまま事務所に残るのであれば、来年には留学のための受験をし、再来年には留学をする必要があると考えている。
ただ、この事務所に所属し続け、パートナーを目指すつもりはなく、将来はインハウスへのキャリアチェンジを希望している。
そのタイミングは、留学に行く前の今か、留学帰り後のいずれが適切か。
また、これまで英語の業務にまったくかかわっておらず、正直英語学習も進んでいない。
留学に多額の費用をかける価値があるのかという疑問もある。
仮に留学によって多少英語ができるようになっても、企業法務に求められるであろう専門能力(M&A・ファイナンスなど)は現状ない。
留学に行くとしても、インハウスでのより広範な経験や、ブティック系事務所で特殊な専門性などを身に着けた後にすべきではないか。
もっとも、そのような自分の希望を叶えてくれる求人があるのか。
当社エージェントからのアドバイス(カウンセリング)
留学を優先された場合、帰国後の修習期が古くなり、年齢も上がります。
それからインハウスに転職をするとなると、ジェネラルコーポレート、英語力、企業内経験、マネジメント力など、より高い専門性・経験・能力を必要とされるでしょう。
30代半ばで訴訟経験のみ、高い報酬を望むと選択肢が非常に狭くなってしまいます。
いずれインハウスを選択するのであれば、やはりM&Aやファイナンスなど、ジェネラルコーポレート経験をできるだけ早く積むべきだと考えます。転職するなら早いほうがよいことをアドバイスさせていただきました。
カウンセリングを経て
現在いくつか、インハウスの求人をご提案しています。
ご本人の業務が忙しいこともあり、じっくり検討いただいている状況です。
ただ、数社に興味を持たれており、何度も質問をいただくなど、やり取りを継続させていただいています。